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真空冷却機(ドライ真空タイプ)  

北川小中学校給食共同調理場 様

食の安全と作業効率化を目指し、小型真空冷却機を導入

真空冷却機(ドライ真空タイプ)  
真空冷却機(ドライ真空タイプ)  
真空冷却機(ドライ真空タイプ)  

お客様の声

北川小中学校給食共同調理場 様

 北川村は高知県東部の室戸岬近くの森林に囲まれた林間地帯に位置し、人口1200人の村です。特産品は「ゆず」。昼夜の寒暖差が大きく、温暖多雨な気候はゆず栽培に最適で、県内2位の生産量を誇ります。また印象派の巨匠クロード・モネの庭を再現した「モネの庭マルモッタン」も年間10万人が訪れる人気スポットです。四季の花々が咲き誇る幻想的な空間は、まるで絵画の中に迷い込んだかのよう。そんな北川村には小・中学校が各1校あり、学校給食は教員分含め約75食分を共同調理場方式で実施しています。

 同調理場のこれまでの冷却方法は、茹でた野菜などを水道水で冷却、脱水機で水切りを行っていました。しかし水道水の水温が上がると冷却できないこと、水冷する場所が狭いため周囲への水跳ねの心配、調理士の作業負担が大きいなどが課題でした。先ごろ脱水機が故障し修理不能となり頭を悩ませていたところ、他地区の栄養士から真空冷却機の情報を聞き検討を始めました。その結果、導入したのはタカギ冷機さんの真空冷却機「THRD−20LC」。決め手となったのはシンプルな操作性、運転に給水や消耗品補充の手間が不要、電源だけで使用できるなどの簡便さ。さらに他社製と比べてランニングコストが安く、塩など消耗品の管理の手間もなく、洗浄しやすく衛生面が安全な点もポイントになりました。

 真空冷却機の缶内に食材を入れて20分後に10℃まで冷却が確実に完了している安心感はとても大きく、冷却に対する心配や作業が減った分だけ他の調理に集中できます。同調理場では主に野菜、豆腐、春雨、ハム、わかめなどを冷却していますが、野菜類は約5分から10分程度で10℃まで冷却できています。

そのほかの効果として調理時間が短縮され、少し手の込んだ献立メニューを取り入れやすくなりました。これまでは食材の冷却が必要なメニューは夏場の提供が難しかったのですが、豆腐やじゃがいも等を使った冷菜を季節問わずに提供できるようになりました。献立の幅が広がった分、栄養バランスを一層向上することができました。

 真空冷却した食材は味、色味、食感などへの影響は限りなく少ないです。素材の旨味が詰まった水分がほどよく残ることも特長です。北川村の給食メニューで人気のポテトサラダは、真空冷却機導入後ホクホク感が増し更においしくなり、児童からのリクエストも増えとても嬉しいです。

 北川村は市内から遠隔地にあるため食材の輸送コストが多くかかるうえ、食材の安定的な仕入ルートを作りにくいなどの課題があります。そのようななかで、おいしい給食を安定して提供する為、日々、栄養面を第一に地場産物を積極的に活用しながら献立メニューを考え、児童生徒への食育の推進を進めています。同機の導入で調理可能なメニューが増えたため、給食を生きた教材としてさらに食育を充実させたいと考えています。

提案者の声

タカギ冷機株式会社 高松支店  橋本  

 加熱した食材を冷却するのに水冷式で調理時間を圧迫しているとお聞きして、設備業者様を通じて真空冷却機をご提案させていただきました。導入した効果として、調理時間の短縮や確実に冷える安心感のほか、献立メニューの広がりによる栄養バランスの向上にもつながったとお聞きし、嬉しい限りです。

基本DATA
所 在 地 : 高知県安芸郡北川村大字野友甲1545番地 導入時期 : 2024年8月
納入機器 : 真空冷却機(小型ドライ真空タイプ)  
THRD-20LC ×1台

■小型ドライタイプTHRD-20LBの特長、魅力を紹介した動画は
コチラ(YouTube)
URL    : https://www.kitagawamura.jp/
真空冷却機製品概要
真空冷却機製品ラインナップ

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